子供の花粉症対策|年齢別の症状と治療法
たけさん、最近は子供でも花粉症になるって聞いたんですけど、本当なんですか?
本当だよ。俺自身は20代で突然発症したんだけど、まさかうちの子まで小学生で花粉症デビューするとは思わなかったなぁ…。
えっ、お子さんもですか!子供の場合、大人と同じ対策でいいんですか?
それが意外と違うんだよ。最初は大人と同じ感覚で対応して失敗したこともあってさ。年齢によって使える薬も対策も変わるんだ。
親としては気になるところですね。詳しく教えてください!
「花粉症は大人の病気」というイメージは、もう過去のものになりつつあります。最近の調査では小学生の3〜4割程度がスギ花粉症を持っているともいわれ、早い子では2〜3歳で発症するケースもあります。
自分は20代で突然花粉症を発症して20年以上付き合ってきましたが、正直「自分がつらいのは慣れた」と思っていました。ところが数年前、当時小学生だった自分の子供が春先にやたら目をこすり、鼻をグズグズさせているのを見て、小児科でアレルギー検査をしてもらったところ、スギ花粉に反応ありとの結果。親として「自分の体質が遺伝したのかも」とけっこうショックを受けたのを覚えています。
この記事では、その経験も交えながら、子供の花粉症のサインの見つけ方、年齢別の対策、薬や受診のポイントを解説します。
子供の花粉症は気づきにくい
子供の花粉症対策で一番むずかしいのは、実は「気づくこと」です。大人なら「目がかゆい」「鼻水が止まらない」と自分で訴えられますが、小さい子供は症状をうまく言葉にできません。風邪と思い込んで見過ごされ、何年も放置されてしまうケースも少なくないそうです。
こんな仕草が出ていたら要注意
子供の花粉症は、本人の訴えよりも「仕草」に表れます。具体的には、目を頻繁にこする、鼻をすする・鼻をほじる回数が増える、口をぽかんと開けて口呼吸している、鼻を手のひらで下から上にこする(アレルギー性鼻炎の子に多い仕草で「アレルギー性敬礼」とも呼ばれます)、といったサインです。
うちの子の場合は「春になると機嫌が悪くなる」のが最初のサインでした。鼻がつまって眠りが浅くなり、日中イライラしたり集中できなかったりしていたようです。後から考えれば典型的な症状だったのですが、当時は「春は環境が変わるから不安定なのかな」くらいに思っていて、気づくのが遅れました。
風邪との見分け方
風邪と花粉症はどちらも鼻水・くしゃみが出ますが、いくつか見分けるポイントがあります。花粉症の鼻水は水のようにサラサラで透明、風邪は数日でドロッとした鼻水に変わることが多いです。また、花粉症は目のかゆみ・充血を伴うことが多く、熱はほぼ出ません。そして何より「毎年同じ時期に2週間以上続く」なら花粉症を疑ってよいと思います。花粉が飛ぶ時期については花粉症の時期の記事で詳しくまとめています。
年齢別の対策ポイント
子供の花粉症対策は、年齢によってできることが大きく変わります。
乳幼児(0〜3歳)
この年齢はマスクを嫌がる子がほとんどなので、対策の主役は「親が花粉から遠ざけてあげること」になります。花粉の飛散が多い日(晴れて風が強い日、雨上がりの翌日)は外遊びの時間帯を午前中の早めにずらす、ベビーカーにはカバーをかける、帰宅したら濡れタオルで顔や手をやさしく拭く、といった物理的な対策が中心です。衣類も、フリースのような花粉が付きやすい素材より、ツルッとした素材の上着のほうが花粉を持ち込みにくいです。
幼稚園・保育園児(3〜6歳)
このくらいになると、子供用マスクの練習を始められます。うちの子も最初は5分で外していましたが、好きなキャラクターのマスクにしたらあっさり着けてくれるようになりました。子供は理屈より「気分」なので、本人が選んだマスクを使わせるのがコツです。あわせて、帰宅後の手洗い・うがい・顔洗いを習慣にしておくと、小学校以降もずっと役立ちます。園の先生に「花粉症があるので目をこすっていたら声をかけてほしい」と伝えておくのも大事です。
小学生
小学生になると、自分でマスクや目薬を管理できるようになってきます。ただし最初から任せきりにすると失敗します。自分も「目薬持たせておけば大丈夫だろう」とランドセルに入れただけで放置したら、まったく使っていなかったことがありました。朝出かける前に一緒に点眼する、帰宅したら玄関で上着を脱いで花粉を払う、というように「親と一緒にやる習慣」から始めて、徐々に本人に渡していくのがうまくいきました。体育や外遊びの後に症状が出やすい子は、花粉対策用のメガネも効果的です。グッズ選びは花粉症対策グッズも参考にしてください。
子供の薬と治療について
子供向けの薬の種類
子供の花粉症にも、抗ヒスタミン薬を中心とした飲み薬が使われます。シロップタイプ、水なしで飲めるドライシロップ、ラムネのように噛めるチュアブル錠など、子供が飲みやすい形のものが揃っており、年齢や体重によって使えるものが決まっています。市販薬にも子供用はありますが、対象年齢が薬ごとに細かく違うので、自己判断で大人用を半分に割って飲ませるようなことは絶対に避けて、まずは小児科や耳鼻科で処方してもらうのが安心です。
注意したいのは眠気の副作用です。眠くなりにくいタイプの薬もありますが、子供によっては学校で集中力が落ちることもあるので、薬を始めたら日中の様子を先生にも聞いてみるとよいと思います。薬の種類や選び方の基本は花粉症の薬の記事にまとめています。
舌下免疫療法は子供も受けられる
スギ花粉症の根本治療として知られる舌下免疫療法は、一般的に5歳頃から受けられるとされています。毎日薬を舌の下に置く治療を3〜5年続ける必要があるため、長期戦にはなりますが、「子供のうちに始めると効果が出やすい」という話を医師から聞き、わが家も検討しました。ただし、適応があるかどうか、いつ始めるべきかは検査と医師の判断が必要なので、興味がある方は必ずアレルギー科や耳鼻科で相談してください。
病院受診の目安
症状が2週間以上続いている、夜よく眠れていない、目を強くこすって充血がひどい、学校生活に支障が出ている。こうした場合は早めの受診をおすすめします。受診の際は「いつから・どんな症状が・どんな時に出るか」をメモしていくと診察がスムーズです。自分はスマホのメモに子供の症状を日付つきで記録して持っていきましたが、医師から「これがあると判断しやすい」と言われました。
親ができる毎日のサポート
薬や通院と同じくらい大事なのが、家庭での環境づくりです。布団を外に干さない(布団乾燥機が便利です)、洗濯物は飛散の多い日は部屋干しにする、子供部屋に空気清浄機を置く、帰宅時に玄関で上着の花粉を払う。どれも地味ですが、毎日の積み重ねで子供の症状はかなり変わります。
もうひとつ忘れたくないのが、子供の気持ちへのフォローです。鼻がつまって眠れない、目がかゆくて授業に集中できないというのは、大人が思う以上にストレスです。自分も発症した年は本当にしんどかったので、「つらいよね、わかるよ」と共感してあげるだけでも子供は安心するようです。「鼻ばっかりかんで」と叱るのではなく、症状はその子のせいではないという前提で接してあげてください。
まとめ
子供の花粉症は本人が訴えられない分、親が仕草のサインに気づいてあげることがスタートラインです。目をこする、鼻をすする、口呼吸、春先のイライラ。こうしたサインが毎年同じ時期に続くなら、一度アレルギー検査を受けてみる価値があります。
対策は年齢に合わせて、乳幼児は親が花粉を遠ざける、園児はマスクと手洗いの習慣づけ、小学生は親子で一緒にやりながら自己管理へ移行、と段階を踏むのがコツです。薬や舌下免疫療法などの治療は選択肢が広がっていますが、子供の場合は特に、必ず医師と相談しながら進めてください。
自分の子供の発症はショックでしたが、親が20年かけて学んだ対策を最初から渡してあげられるのは、せめてもの救いだと思っています。早く気づいて早く動けば、子供の春はずっと過ごしやすくなりますよ。
子供の花粉症って、仕草で気づいてあげるのが大事なんですね。「春に機嫌が悪くなる」がサインだったなんて意外でした。
そうなんだよ。子供は「花粉症です」とは言ってくれないからね。気になるサインがあったら、まずは小児科や耳鼻科で相談してみて。早めに対策すれば、子供の春は全然違うものになるよ!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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